20080526

愛するなら歴史を学べ


かなり久しぶりの更新となってしまいました。
土曜日に、危口統之氏主宰「悪魔のしるし」の第六回公演「メタル大学(前期課程)」に行ってきました。
なんというか、正確に説明するのは難しいのですが、いわゆるパフォーマンスです。危口氏が愛してやまないメタル音楽について講義が行われ、皆でメタルに対する造詣を深めようというもの・・・のはずが、氏のあまりに深いメタルへの愛が災いし、講義内容は膨大なものへ。なんとかメタル誕生までの歴史を語ったところで時間切れとなり講義終了。残りは後期課程に持ち越しとなりました。危口氏としても不本意な結果だったようです。
しかし、メタルの歴史を垣間みることができたのはとても示唆深い体験でした。
何事にも歴史あり。
僕も音楽は好きで、色々なジャンルに手を出していますが、気に入ったミュージシャンのルーツを辿ったりという興味はあっても、全体的な系譜や流れを整理したり、背景について学んだりということにはあまり興味が持てませんでした。耳に入ってくる音に対する刹那的な興奮が僕に十分な快楽を与えてくれたので、歴史のことを知りたいとまではなかなか思わなかったのかもしれません。あるいは、音楽は知識としてではなく、本能で楽しむべし、という思い込みがあったのも否定は出来ない。しかし、歴史的な分析はやはり面白い。
学生時代に建築の歴史を初めてまじめに勉強した時に、建築に対する視野が一気に広がってとても興奮したことを思い出します。
歴史を知ることの重要性を改めて知らしめられたイベントでした。
というわけで、僕も愛しているFUNK MUSICの歴史を紐解いてみようと、こんな本(画像)を買ってみたりしてしまったのです。

「ファンクとは、七色に輝くものである。びんびん感じるもの、そしてセクシーで甘美なフィーリングだ。」
冒頭からかなりのテンションです。最後までついていけるか・・・。まあ、ゆっくり読み進めてみようと思います。

ちなみに「悪魔のしるし」第4回公演は僕らの事務所の一階、5TANDA SONICにて行われました。その記録はこちらとかで。毎回かなり面白い内容です。次回が楽しみ。
興味のある方はこちらで。