連続トークセッション「建築と地域性」第三回は、メジロスタジオをゲストに迎えます。メジロスタジオの活動はすでにさまざまなメディアで紹介されていますが、その創作活動の中では、一貫して、厳しい与条件を逆手に取りながら、コンテクストの希薄な郊外で建築が依って立つ論理を導き出しているように思われます。そして、従来的な意味での創作論は決して語られることなく、淡々と慣習に向き合い、その結果として即物的に建築をつくり上げているようにも感じられます。慣習に寄り添いながら、同時に徹底的に慣習を相対化することで、作品のオリジナリティを獲得しているという点は、実にドライで現代的だといえるでしょう。
今回のセッションでは、主に郊外を舞台に地域性の問題に取り組みながら、従来的な創作論から意図的に距離を置くメジロスタジオの活動を俯瞰することで、あらためて建築の創作論の射程を問い直すような議論を展開できればと考えています。 (青木弘司)
■開催概要
登壇者:メジロスタジオ、伊藤暁
ホスト:青木弘司
日時:3月20日(火)19時30分〜 (19時開場)
場所:STUDIO4(東京都品川区小山4-7-15 石神ビル2F)
入場料:1,000円(ワンドリンク)
申込:お名前、人数、連絡先を明記の上、 office(a)satoruito.com 宛にメールでご連絡下さい。
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