20070709

響彩陸離

日曜日、友人が出演するアートイベント「響彩陸離」@浅草アートスクエアへ。
このイベントは電子音響音楽ライブというパフォーマンスらしいのですが、こういうものを鑑賞するのは初めてなので、事前知識ゼロで会場に到着。
この友人が制作している音楽はいままでいくつか聴いたことがありましたが、今回のライブは予想を覆す内容でした。
そこにあったのは、心地い音の響きとか、美しい旋律とか、そういう表現をたのしむわけではなく、ただ単純に、そこに「音」注ぎ込まれていくのに身を任せることしかできないという状態でした。気を抜くと溺れてしまいそうな緊張感まで漂っています。
「音」とは何かを突きつけられるような体験。
パラジャーノフの映画を見ている感覚に近いかもしれません。
久々にびっくりした出来事でした。こういう体験は自分の中で咀嚼するのに時間がかかります。
電子音響音楽は、ちょっと事後的に調べてみたところ、とてもたくさんのコンテクストを背負ってそうな様子が垣間みれましたが、個人的にはあまり予備知識を入れずに純粋に音と戯れるような楽しみ方の方が合っているように思いました。

しかし会場の椅子、これが非常によろしくなかったです。
長時間の使用にはちょっと厳しい。当日は朝から予定がびっしりで疲れていたのもあるのかもしれませんが、後半は腰や肩が重くなってしまい、音に集中できませんでした。
椅子のせいではなく歳の問題でしょうか??

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